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杭を打ち込む地盤改良~柱状改良と小口径鋼管杭~
2023.09.25
「柱状改良工事」「小口径鋼管杭工事」
どちらも、その名前だけを見ても、なかなか工事をイメージしにくいのではないでしょうか。
簡単にいうと、「杭を打つ」という工法です。
柱状改良工事ではコンクリートの杭を、小口径鋼管工事では鉄のパイプのような杭を、それぞれ用いて行っていきます。
■柱状改良工事について
柱状改良工事で使う杭は、普段私たちが見かける電柱のようなものを現場に運んで埋め込むのかというと、そうではありません。
現場において、コンクリートを作りながら打っていきます。
穴を掘りながら、コンクリートを並行して作り、流し込んで固めて杭にします。
地盤改良工事において、一般的で多く採用される工法がこの柱状改良です。
■小口径鋼管杭工事について
鋼管杭というのは、鉄のパイプのようなものをいちばん深いところ(堅固支持層)に埋め込んで、そこで支えるという工法になります。
パイプの太さによって地盤改良工事に属するのか杭工事に属するのかという、専門的にはジャンルの違いがあり、地盤改良工事では、細いパイプを使用するためにこのような名称となっています。
■費用の目安
両方の工事とも、費用は似たようなところで、目安ではありますが、70~100万円程度が一般的と考えられています。
※土地の条件などによって必要な作業は異なりますので、この目安はあくまでも参考です。
この2つの工事の違いを挙げますと、杭を打ち込む深さに違いがあります。
小口径鋼管杭工事では、打ち込み杭は、堅固支持層(岩盤のような部分)まで打ち込む必要があるのですが、柱状改良工事では、必ずしも園までの深さまで達しないとならないとはかぎりません。
柱状改良では、そこまで届いていなくても良いケースも多く、良好な地盤で、一定の長さがあれば、そこで支えることができるというのがこの工法で多く見られるケースです。
地盤改良工事は、どの工法が適しているのかは、その土地の条件によって、一つ一つケースが異なります。
家を建てる専門の会社と十分な相談をすることが大切です。
住宅基礎工事をお考えの方は、ぜひ優生建設までご連絡ください。
ご不明な点は、お気軽にご相談ください!